マテリアルズ・インフォマティクス手法の開発と応用

膨大な情報を統合・整理し、必要な知識を取り出す技法「データマイニング」は、自然科学や社会科学などのさまざまな分野で活用されています。 特に、自然科学の分野では、バイオ・インフォマティクス(生命科学と情報科学の融合領域)が注目され、大きな成果を上げています。 同じく膨大な情報と計算機の処理能力を活用する分野として、マテリアルズ・インフォマティクス(材料インフォマティクス)があります。これは、材料に関する構造や特性の情報を集約し、データベース化することで、材料の設計や探索に役立つ技術です。近年における計算機性能の向上と効率的な計算手法の登場により、第一原理計算を駆使して、材料に関する情報を高精度で得ることが可能となりました。しかし、データベースを構築するだけでは不十分であり、材料設計や探索には、材料の特性を合理的に推定する技術や、最適な組成を自動予測する技術が必要です。私たちは、これらの課題を解決するための新しい技術開発に取り組んでおり、さまざまな材料系に応用した材料設計・探索を目指しています。

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高精度第一原理計算に基づいたマテリアルズ・インフォマティクス